今日はいよいよ手術の日です。
会社を休み、昼過ぎ一人で病院へ行くと朝から手術の準備が
あると聞いていたとおり、母上は点滴をして横になっていました。
そして一言「朝から何も食べてなくて・・・」
水も飲んじゃいけないらしい。
看護生の子が色々と気を使ってくれて、手術前、手術後の
注意点をメモにまとめてくれていたり、手術の時間などを聞きに
行ってくれたりした。
どうやら2時くらいになるらしい。
手術の際には看護生も何名か授業の一環で立ち会うらしい。
かくいう私も立会いではないけれど、摘出した胆のうを見せられる
予定;ちょっと不安。

まだ時間があったので売店でウーロン茶を買って病室で飲みながら
看護婦さんの迎えを待つ。
南側で窓際のベッドの母はしきりにウーロン茶が温まると言って
私が窓際にペットボトルを置くのを気にしていた。

さっきからたくさんの人に頑張れ頑張れ励まされたのもあってか、
いつもは気が強い母上が涙ぐんでました。
リスクの少ない手術だとは聞いていてもはじめての手術で
かなり不安だったようです。
(私も不安だったけどね)

いよいよ手術で病室から手術室へ移動。
手術室前の長いすで日記を書きながら待つ。
しばらくしてふと、聞き覚えのある声が。
どうも中学の友人のお母さんらしいのだけど、ここからだと
よく顔が見えない。私と同じく手術中の誰かを待っている
みたいなんだけど・・・。

手術が始まって2時間、4時過ぎに先生が出てきた。
「何?来てるのあなた一人?」
「はい・・・」
「じゃ、これが胆のうね」
と言われて見せられたのはナスのような形の血まみれの
白い物体でした。
そして切り取ったあたりにホチキスみたいなものがついててびっくり!
「ああ、これはチタン製のクリップね。害は無いから」
その後先生は胆のうにブッスリとはさみを入れて切り始めた。
でもなかなか切れない。
「炎症や癒着がひどいとこうなんだよねー」
やっと切れてトレイに中身をあけるとそこからは小梅サイズの
みょうちきりんな石が3つもごろごろと出てきました!!
私大きくても大豆くらいの大きさだと思ってたのに・・・!
それから泥と呼ばれるものを見て思わず
「鼻水みたいですね・・・」と呟いてしまった(^^;)
石はその場ですぐホルマリンの入ったカプセルに入れられ、
「家宝にしてください」と渡された。

長いすに戻ってきた時に思いきってさっきの人に声をかけたら
やっぱり友人のお母さんだった。だんなさんが脊髄の手術を
受けているらしい。

しばらく話をしていたら母が出てきた。
無事終了(^-^)
まだ麻酔が切れていなくてぼんやりしている。
すぐに同じ病室に運ばれた。
看護生の子が「胆石見せてください!」と言ってきたので
見せてあげる。同じ病室の人たちにも(笑)

それから買い物しながら家に戻り、3人そろったところでまた病院へ。
でもやっぱりまだぼんやりしてたのですぐ帰る。
うまくいってよかった〜!

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